3番内川&5番糸井の“挟み打ち” 一挙4点ビッグイニング演出

[ 2013年3月4日 06:00 ]

<日本・中国>5回1死満塁、中越えに3点適時二塁打を放つ糸井

WBC1次ラウンドA組 日本5―2中国

(3月3日 ヤフオクドーム)
 阿部を挟む男たち。内川と糸井が、不振の4番を救った。1―0で迎えた5回。一挙4点のビッグイニングを演出したのは、3番と5番だった。

 「なかなか点が入らなかったので、打ててよかった」。1死一、三塁。内川は2球で2ストライクと追い込まれたが、ミートポイントを体に近づけ、ここからファウルで粘った。頭にあったのは、前日のブラジル戦で代打・井端が8回に放った右前への同点打。「(安打になる)確率が高いのはあの方向。一、二塁間が空いているのも見えた」という狙い通り、7球目の外角直球を右前へ狙い打った。初回にも中前に運び、2試合目で初のマルチ安打を記録した。

 そして5番の糸井がダメ押しした。阿部四球で1死満塁から中越えに走者一掃の二塁打。1ボールから高めに甘く入ったフォークを逃さず、フルスイングした。

 「(5回は)追加点が欲しいところで、いい形で加点できてよかったね」と山本監督。水戸黄門を両脇で支える助さんと格さんのように、阿部を支える頼もしい3番と5番が侍ジャパンにいる。

 ▼立浪打撃コーチ(5回の攻撃に)走者がたまったところで糸井が打ってくれて救われた。

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2013年3月4日のニュース