ファンにも夢膨らむ一歩…PL・清原監督や東北・佐々木監督も!?

[ 2013年1月17日 20:46 ]

 プロ退団者にとって、ハードルが高かった高校野球の指導者という道が身近になった。“大阪・PL学園高の清原和博監督”や“宮城・東北高の佐々木主浩監督”など、今後はスター選手が母校を率いるケースも出てくるだろう。ファンにとっても夢が膨らむ一歩となる。

 プロ側にとって雪解けのメリットは大きい。まずは引退後のセカンドキャリアだ。毎年、戦力外通告などで多くの選手がユニホームを脱いでいるが、引退後に野球の仕事に携われるのは評論家や球団スタッフなど限られた職しかないのが現状だった。プロでの経験を生かすことなく、飲食店などで働くOBも少なくなかった。アマ側にとってもプロの指導を受ける機会が増えることで技術アップが見込め、競技力の底上げにつながる。底辺拡大にも効果があるだろう。

 だが一方で、プロ経験者がアマ球界に流入すれば、アマの指導者が職を失う可能性もある。プロとアマの共存共栄のため、これを機に両者がさらに密に話し合っていく必要があるといえる。

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2013年1月17日のニュース