DeNA 前中日ソーサと大筋合意 山口とダブル守護神起用へ

[ 2012年12月22日 06:00 ]

DeNAと大筋合意した前中日・ソーサ

 DeNAが、獲得を目指して交渉中だった前中日のホルヘ・ソーサ投手(35)と2年2億8000万円プラス出来高払いで大筋合意したことが21日、分かった。週明けに正式発表される。

 高田繁GMはこれまで「ソーサが加われば8、9回を山口と2人で任せられる。投げる順番は状態を見て監督、コーチが決めればいい」と話しており、球団は山口とのダブル守護神として大きな期待を寄せている。ソーサと中日との交渉が決裂した11月下旬には獲得が決定的となり、契約の細部を詰めていた。今オフは既に前中日の大砲・ブランコと先発左腕・ソトの獲得を発表済み。同一球団に外国人3選手が同時に移籍するのは初めてとなる。

 5年連続最下位からの逆襲。中畑監督が「CSに出られなければ自分はクビ」と進退を懸けて臨む来季に向け、球団は主砲、先発、抑えとウイークポイントの補強に成功した。しかも、今季7勝14敗3分けと圧倒されたリーグ2位の中日から主力助っ人を奪うことで、勝敗を逆転させる。その中日と来季は3月29日の開幕戦(ナゴヤドーム)でいきなり激突。因縁の対決として注目を集めるのは確実だ。

 ◆ホルヘ・ソーサ 1977年4月28日、ドミニカ共和国生まれの35歳。95年にロッキーズと契約。02年にデビルレイズでメジャーデビューを果たし、ブレーブスなど6球団でプレー。メジャー通算294試合で44勝53敗7セーブ、防御率4・72。今春キャンプで中日にテスト入団。53試合で5勝1敗4セーブ、21ホールドで防御率1・85。1メートル88、100キロ。右投げ右打ち。

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2012年12月22日のニュース