谷繁 激白「どうやってケガさせてやろうか考えていた」

[ 2012年12月22日 06:00 ]

誕生日更改をシャンパンとクラッカーで祝う中日・谷繁

 なれあいはやめろ!竜の正妻がリーグ最強の投手陣に激辛エールだ。中日の谷繁元信捕手(42)が21日、名古屋市内で1000万円増の年俸1億9000万円で契約を更改。今季も不動の正捕手として大活躍したベテランが、チームの今後のため、あえて投手陣に注文をつけた。

 「みんな競争して、オレが投げると思って上がってきてほしい。最近、投手同士が仲良すぎる。仲が悪くなれというんじゃないけど、本気で競争してほしい」

 幾多の競争を勝ち抜いて24年間、第一線で球を受け続けてきた男の言葉だけに重みがある。「オレは最初に入ってきた時は、どうやって(ライバルを)ケガさせてやろうかと考えていた」。いがみ合う必要はないが、相手を蹴落としてでも自分がポジションをつかむ、そういうハングリーさが欲しい。契約交渉の場では異例の後輩たちへの熱いメッセージだった。

 契約交渉は1000万円増であっさりサイン。偶然この日が42歳の誕生日で「阿部より4億円ぐらい少ないけど、ちょっと増やしていただきました。誕生日プレゼントだと言われました」とジョークで笑わせた。来季はあと31本に迫っている2000安打の達成も期待されるシーズン。2013年も竜の頭脳が「投手王国」を操る。

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2012年12月22日のニュース