巨人 メジャー92発男獲り!争奪戦で敗れたマギーより大物

[ 2012年12月22日 10:01 ]

マリナーズではイチロー(左)と同僚だったロペス

 巨人が新外国人選手として、ホワイトソックスからFAとなったホセ・ロペス内野手(29)をリストアップしていることが21日、分かった。メジャー通算92本塁打、480打点を誇る右の強打者。09年のWBCではベネズエラ代表でベストナインを獲得するなど、大舞台にも強い助っ人の獲得に動く。

 抜かりはない。日本一連覇に向け、原巨人は後退などしていなかった。マギー(ヤンキースからFA)をめぐり、楽天との争奪戦に敗れはしたが、それと並行してロペスの獲得調査を続けていた。マギーのメジャー通算61本塁打を上回る、92本塁打の大物選手だった。

 原監督が「一塁でガッチリとレギュラーを獲ってくれる人が出てくれれば来季の安定感は増す」と話す通り、補強ポイントは一塁手。ロペスは二塁、三塁が本職だが、一塁を守った経験もある。今季は二塁も固定できなかっただけにチームの危機管理においても、うってつけの選手だ。長打力のある右打者である上に複数ポジションをこなせるメリットもあり、マギーとともに獲得リストの上位に挙げていた。

 ロペスはマリナーズで06年から二塁に定着。イチローと1、2番コンビを組むことも多かった。09年シーズンには自己最多の25本塁打、96打点を記録。11年からはロッキーズ、マーリンズなど4球団を転々とし、目立った活躍はしていない。しかし29歳と若く、メジャーでの実績も十分。阿部の後の5番を打たせることもできる。待望の右の大砲を獲得できれば、日本一連覇に死角は見当たらなくなる。

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2012年12月22日のニュース