渡辺会長 原監督を大絶賛「本当の芸術的勝利だった」

[ 2012年11月21日 06:00 ]

読売巨人軍日本シリーズ優勝祝賀会でバットを手に鏡開きする(中央左から)渡辺主筆、長嶋終身名誉監督、中曽根元首相、原監督ら

 巨人の日本シリーズ優勝祝賀会が20日、都内のホテルで行われ、長嶋茂雄終身名誉監督(76)や中曽根康弘元首相(94)ら約1700人が駆けつけた。あいさつした渡辺恒雄球団会長(86)は、3年ぶりに日本一を奪回した原辰徳監督(54)の采配を大絶賛した。

 「原監督の采配、用兵はまことに見事。われわれを随分、心配させた後で勝利の美酒を飲ませるという本当の芸術的勝利だった」と満足げ。さらに「まさに巧み。情け無用の采配もし、時には心温まる叱咤(しった)もした」と続けた。また3連敗したCSファイナルSから、4勝2敗での日本シリーズ制覇には「私みたいなお迎えの近い高齢者はあんまりドキドキすると心臓が破裂してしまいます。最後くらいは安らかにという感じで優勝してもらうという心境だった」と集まった出席者を笑わせた。

 原監督は今季、渡辺球団会長の年齢と同じ86勝でのリーグ制覇を振り返り「来季はあらためて87勝という数字を目指そうというふうにも思いました」と来季も渡辺球団会長の年齢と同じ勝ち星での連覇を約束した。

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2012年11月21日のニュース