栗山監督 阿井氏招へいの理由 人間教育重視の姿勢評価

[ 2012年11月21日 08:19 ]

1987年5月5日、阪神戦でセーブを上げた阿井(左)と、祝福する栗山(右)
Photo By スポニチ

 日本ハムが、来季ヘッドコーチとして埼玉・川越東の監督を務める阿井英二郎氏(48)を招へいしていることが20日、分かった。元ヤクルト投手の阿井氏は現役時代、栗山英樹監督(51)と5年間一緒にプレー。92年の引退後は会社勤めをしながら通信教育で教員免許を取得、99年にアマチュア資格を得て、高校野球の監督を務めてきた。

 栗山監督は、勝つ前に選手の人間教育を重視するという阿井氏の指導者としての姿勢を評価。栗山野球に通じると判断し、コーチ要請につながった。

 現行の規定では学生野球資格回復の申請は1度しかできないため、阿井氏はコーチとしてプロ復帰するとアマ球界には戻れなくなる。それだけに就任には慎重なようで、教諭としての職務も来年の3学期まである。正式決定が遅れているのはそうした理由からだが、就任は間違いなく、日本ハムは来季、異色のスタッフでリーグ連覇へ挑む。

続きを表示

2012年11月21日のニュース