若手育成はどこへ…西岡獲得 虎党は複雑 何と45%が「不支持」

[ 2012年11月21日 12:56 ]

阪神入団会見でユニホーム姿を披露した西岡(右)と和田監督

 西岡の阪神入団会見が行われた20日までに、スポーツニッポン新聞社ではアンケートを実施。西岡獲得の補強策に賛成か、それとも反対か―。甲子園球場、鳴尾浜、キャンプ地の安芸、そしてソーシャル・ネットワーキング・サービス、グリーの「スポニチ虎番記者」に寄せられた阪神ファンの支持率は51%、そして約半数に迫る45%が不支持だった。

 安芸で、現有戦力の若い選手を応援していたファンの反対意見は当然、厳しいものだった。二塁で、直接ライバル関係になる上本の出場機会を心配する声は圧倒的で、守野達郎さん(26、会社員、徳島県)は「城島の二の舞いになる。あの時も矢野の引退が早まった」。その守野さんに連れられてきた匿名希望の知人(31、会社員、徳島県)は「私は阪神ファンではないけど、年俸が余っているから獲得しているとしか思えない」と続けた。正木憲弘さん(27、会社員、大阪府)は「若手を使う話はどこへ行ったのか。いまや優勝なんて期待しないから、若い選手を育ててほしい」と世代交代に逆行する補強方針にNOを突きつけた。

 甲子園では中本誠さん(42、会社員、岡山県)が「フロントがおかしいから若手が育たない。藤浪くん、北條くんの時代です」と憤っていた。背番号7を奪われる俊介のユニホームを着ていた30代女性(アルバイト、三重県)も「メジャー帰りはなかなか成功しない。数年は下位でも我慢する」と訴えていた。

 一方、半数以上を集めた支持派の意見は阪神の優勝を願うものに集中。神野秀治さん(67、無職、兵庫県)は「勝つためにはしっかりとした柱が必要」と話し、39歳の男性会社員(兵庫県)は「金本さんが来てくれたのはプラスだし、補強は必要」、清水雅治さん(49、会社員、兵庫県)も「やっぱり強い阪神が見たい。勝ち試合を見たい」。仕方なく賛成するとした岡本奈央さん(21、大学生、千葉県)は「あの顔で関西弁だから、かっこいいのは間違いない。三塁を守れば、上本が二塁でうまくいくのに」と推しメンでの先発オーダーをシミュレーションしていた。

続きを表示

2012年11月21日のニュース