稲葉先制弾で乗った!日本ハム 本拠地で快勝、1勝2敗に

[ 2012年10月30日 22:41 ]

<日・巨>2回1死、ソロ本塁打を放ち、笑顔で三塁をまわる稲葉

 日本シリーズ「日本ハム―巨人」第3戦は30日、札幌ドームで行われ、東京ドームで2連敗を喫した日本ハムが7―3で快勝、対戦成績を1勝2敗とした。2回に稲葉のソロ本塁打などで2点を先制。先発全員の12安打を放ち、5投手の継投で巨人の反撃を振り切った。

 先発は日本ハムがウルフ、巨人はホールトン。28日の第2戦で左手甲に死球を受け、途中交代した日本ハム・中田も4番・左翼でスタメンで出場、第1打席は空振り三振、第2打席は四球、第3打席は三直だったが、第4打席で左前へシリーズ初安打を放った。

 初回、巨人の攻撃は3者凡退。その裏、日本ハムも3者凡退と両投手が上々の立ち上がりを見せた。

 2回、巨人は先頭の阿部が四球で出塁したものの、高橋由が一ゴロ、村田、ボウカーは連続三振で走者を二塁に進めることもできなかった。その裏、日本ハムは1死から5番・稲葉が右中間へソロ本塁打。このシリーズで初めて先手を取ると、さらに2死一、三塁とチャンスを広げ、金子誠の遊撃内野安打で1点を加えた。

 3回、巨人は2死から長野の中前打と盗塁&暴投、松本の四球で一、三塁としたが、坂本が三ゴロに倒れ、無得点。その裏、日本ハムは1死から糸井、中田の連続四球後、稲葉の右中間への適時二塁打、小谷野の中前適時打で2点を加え、ホールトンをKO。さらに代わった高木康からホフパワーが右前適時打を放ち、リードを5点に広げた。

 巨人は4回1死から高橋由が四球、村田が死球で出塁したものの、ボウカーが二ゴロ併殺に倒れ、得点を奪えず。その裏、日本ハムは1死から今浪が四球で出塁したが、糸井が遊ゴロ併殺に倒れた。

 巨人は5回、亀井、寺内の連続中前打で無死一、三塁とし、長野の二ゴロ併殺の間に1点を返し、さらに松本の中前打と盗塁で2死二塁とし、坂本の左前適時打で3点差に迫った。その裏、巨人は3番手で小山が登板、捕手の阿部もベンチに下がった。日本ハムは2死満塁のチャンスをつくったが、追加点は奪えず。

 6回、日本ハムは2人目の宮西がマウンドへ。巨人の攻撃を3者凡退に抑えた。その裏、日本ハムは先頭の陽岱鋼が中前打で出塁、今浪の送りバントと糸井の一ゴロで無死三塁とし、打者・中田への4球目に高木京がワイルドピッチで1点を追加。

 7回、日本ハムは3人目の石井が登板し、3者連続三振の快投。その裏、巨人はゴンザレスが登板。日本ハムは1回以来の3者凡退に終わった。

 8回、日本ハムは最優秀中継ぎ投手の増井が登板。巨人は松本、坂本、実松の3連続左安打で満塁。高橋由、村田は倒れたものの、代打・石井の遊撃内野安打で1点を返した。その裏、日本ハムは先頭の飯山が遊ゴロ失で出塁、送りバントと一ゴロで2死三塁とし、ゴンザレスのワイルドピッチで1点を追加。さらに糸井が中越え二塁打を放ち、先発全員安打とした。

 9回、日本ハムは抑えの武田久がマウンドへ。松本、坂本に連打を許したものの、無失点で切り抜けた。

続きを表示

この記事のフォト

2012年10月30日のニュース