羽黒の俊足外野手・土田 インディアンスと契約

[ 2012年10月30日 06:00 ]

 羽黒(山形)の土田拓弥外野手(3年)が29日、大リーグ・インディアンスとマイナー契約を結んだ。プロ志望届を提出していたが、25日のドラフト会議では国内球団からの指名がなかった。来年3月のマイナーキャンプからチームに合流する。

 土田は甲子園出場こそないものの、50メートル5秒8の俊足で遠投は100メートルを誇る身体能力に優れた外野手。スイッチヒッターで巧みなバットさばきも魅力な1番打者タイプだ。憧れの米球界入りに「自分の力が試せる最高の舞台。長所の足を生かして頑張りたい」と決意を口にした。横田謙人総監督(42)は「スピードを生かしたパワフルな選手になってほしい」と期待を寄せた。

 21日には同じ東北で生まれ育った花巻東(岩手)の大谷がメジャー挑戦を表明した。練習試合では大谷から中前打を放ったことがあるという土田は「同じ米国の舞台で対戦したい」とメジャーでの再戦を目標に掲げた。

 ◆土田 拓弥(つちだ・たくや)1994年(平6)5月21日、山形県生まれの18歳。小3から野球を始め、平田中では酒田ハーバーベースボールクラブに所属し県大会優勝。羽黒では1年春からベンチ入り。2年夏、3年夏は山形大会4強。遠投100メートル、50メートルは5秒8。1メートル70、70キロ。右投げ両打ち。

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2012年10月30日のニュース