沢村に原監督が異例の直接指導　ＣＳ先発起用へ再テストも

沢村（右）を指導する巨人・原監督

　不振の巨人・沢村に原監督のメスが入った。ジャイアンツ球場での全体練習で指揮官が異例の直接指導。ノックバットで軸足の右足を押さえ８０メートルの遠投を繰り返させた。

　原監督は「右の軸足にいかに力をためられるかだ」など３０分間助言し続けた。狙いは（１）右足に体重を乗せ（２）左肩の開きを抑えることで直球のシュート回転を防ぐこと。沢村は９月下旬の１軍復帰後も２試合で９回２／３を７失点と振るわず。ＣＳでの先発起用へ黄色信号がともっているが「先発？そうなってくれれば一番いい」と原監督は話した。フォーム矯正を受けた沢村も「ヒントにしたいし頑張りたい」と話し、状態次第で７日のＤｅＮＡ戦（東京ドーム）で先発起用の可能性も出てきた。沢村と先発４番手を争う宮国も６日のＤｅＮＡ戦（同）で先発か、長い回を投げる見込み。残り３試合の結果を踏まえＣＳでの起用法を決める。