敏腕GMどや顔!アスレチックス 30球団最低年俸で大逆転V

[ 2012年10月5日 06:00 ]

<アスレチックス・レンジャーズ>地区優勝を決めたアスレチックスの守護神バルフォア(右)はノリスと歓喜のハグ

ア・リーグ レンジャーズ5―12アスレチックス

(10月3日 オークランド)
 5連投となった守護神バルフォアの雄叫びを合図に、アスレチックスナインの歓喜の輪が広がった。1日のプレーオフ進出に続くシャンパンファイトで若きナインからシャンパンを浴びせられたボブ・メルビン監督は「一日も下を向くことがなかった選手、スタッフを誇りに思う。どこまで伸びていくか、私も見守り続ける」と顔を真っ赤にして語った。

 162試合目、ア軍は最後の最後で今季初めて首位に立った。それは史上3チーム目の快挙だった。6月30日時点で13ゲーム差あったが、7月以降は57勝26敗。13ゲーム差以上を逆転しての優勝は史上5度目。勝てば優勝の大一番でも11安打12得点で王者レ軍を圧倒した。今季総年俸は30球団最下位。主力を次々と放出したが、我慢して起用した選手たちが、力を大きく伸ばした。日本でも昨年11月に公開された映画「マネーボール」の主人公となったビリー・ビーンGMは「私は負けず嫌い。誰も信じなくても、私はチームを信じていた」と言った。

 地区シリーズは6日(日本時間7日)からタイガースと対戦する。バルフォアは「誰も恐れることはない。レンジャーズを倒したんだ」と声を張り上げた。

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2012年10月5日のニュース