谷 こだわりの通算350二塁打 史上35人目

[ 2012年9月15日 06:00 ]

<巨・神>7回無死、巨人・谷が右翼線に二塁打を放つ

セ・リーグ 巨人3-2阪神

(9月14日 東京D)
 節目の一打が逆転勝利を呼び込んだ。0―2の7回、巨人先頭の谷が右翼線を破る史上35人目の通算350二塁打で出塁。坂本の逆転3ランにつながり「勇人が打ってくれたのが大きかった。いい記念になりました」と、喜びもひとしおだった。

 「どんな形でも達成したい」と話してきた記録だった。過去41人が到達した2000安打よりも稀少価値のある数字。オリックス時代の01年には今も日本記録に輝くシーズン52二塁打の金字塔を打ち立てた。新記録となったその年の49本目を「一番記憶に残る一本」と振り返る。「自分はホームランバッターじゃない。その中で少しでも長打として生かせるのが二塁打」とこだわり抜いてきた。

 次なる標的はあと87本に迫った名球会入りの2000安打だ。今季はスタメンは55試合ながら、58安打。「時間はかかるかもしれないが、打席に入れば一本でも多く打ちたい。積み重ね頑張っていきたい」と話す39歳。大学、社会人を経て24歳でプロ入りしたベテランの視線は次の頂へと向けられた。

 ▽谷(巨人)通算350二塁打 14日の阪神22回戦(東京ドーム)の7回に岩田から右翼線二塁打を放って達成。プロ野球35人目。初二塁打はオリックス時代の97年5月25日のロッテ戦で薮田から。

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