能見が止めた!阪神、東京ドームで今季初白星

[ 2012年9月15日 21:18 ]

巨人戦に先発した阪神・能見

セ・リーグ 阪神2―0巨人

(9月15日 東京D)
 阪神が巨人を2―0で下し、東京ドームで今季初勝利、昨シーズンから続いていた同ドームでの連敗を10で止めた。先発の能見が8回を7安打無失点と好投。3試合連続で8回無失点で今季9勝目をマークした左腕は「東京ドームで勝っていないのは知っていた。何とか(東京のファンに)勝利を届けられてよかったです」と笑った。

 能見と巨人の先発・ホールトンとの投手戦。均衡を破ったのは阪神だった。4回、先頭の鳥谷が右翼へ6号ソロ。通算100号となる節目の一発が先制点となり「とにかく出塁することを意識していた。結果として本塁打になってくれて良かった」と喜んだ。

 その裏、能見は1死から一、三のピンチを招いたものの、村田を捕邪飛、谷を空振り三振に仕留めて切り抜けると、首位を快走する巨人に得点を許さず「ピンチの時ほど強気に攻められたのがよかったと思います」と胸を張った。

 9回には新井貴が左越えに9号ソロで貴重な追加点。最後は守護神の藤川球が締めた。「本当に“遅ればせながら”という言葉しかない。こんな時期になってしまったが、やっと勝ててよかった」と和田監督。クライマックスシリーズ進出は絶望的な状況だが、ようやく意地を示した指揮官は「あしたも何とかもう1勝できるように一丸となって頑張りたい」と、16日の今季最後の“伝統の一戦”に目を向けていた。

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