坂本「ナゴヤ男」だ!全打席出塁で打線に火付けた

[ 2012年8月15日 06:00 ]

<中・巨>6回2死満塁、阿部の適時二塁打で生還し、ベンチの祝福を受ける(左から)坂本、長野、松本哲(右から2人目は原監督)

セ・リーグ 巨人9-0中日

(8月14日 ナゴヤD)
 「ナゴヤ男」襲名だ。巨人の坂本が全5打席で出塁し4得点の大活躍。15安打9得点の打線をけん引した。

 「よかった。しっかりボールが見えているので、続けていきたいですね」

 投の「ナゴヤ男」が沢村なら、打の「ナゴヤ男」は坂本だ。4回先頭で左前打して高橋由の中前打で先制のホームを踏めば、4、8回にも安打。これで今季のナゴヤドームでは、1本塁打を含む26打数11安打3打点で打率・423と敵地での相性の良さを見せている。この日の3安打で打率は・308。1厘差で阿部を抜き、リーグトップに躍り出た。「毎年、夏場にガクンと落ちることがある。絶対にそうしたくない」と今季は打率3割キープを目標に設定。昨季は内外角を同じポイントの意識で打っていたが、今季は右方向への打球を増やすため、ポイントを捕手寄りにする意識を高めた。昨年は149安打中、右翼方向への安打が全体の6%の9本だったのに対し、今季は15%の17本に激増。安定した打撃が結果に結びついている。4回に先制中前打した高橋由もこれでナゴヤドームでは打率・357と、こちらも「ナゴヤ男」。「最初のチャンスで打ててよかった」と笑顔を見せた。

 ナゴヤドームでの9得点は07年5月1日に9―5で勝利して以来、5年ぶり。原監督も「久しぶりじゃないでしょうかね。クリーンアップがいいところで機能したね」と夏場に加速している打線が頼もしそうだった。

 ▼巨人・阿部(7回無失点の沢村について)良かったですね。ストライクが入ったので配球になりました。

 ▼巨人・村田(5回2死二、三塁から今季ナゴヤドームでの初打点となる右中間2点二塁打)流れ的にあそこで打つ、打たないじゃ全然違う。クリーンアップとして何とか打たないと、と思った。

 ▼巨人・長野(8回に右中間へ13号ソロ。レギュラーシーズンではナゴヤドーム初本塁打)しっかりと自分のスイングができました。ナゴヤドームで初めて打てました。

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2012年8月15日のニュース