岩手大槌高ナイン 大阪・豊中で交流試合 

[ 2012年8月7日 22:36 ]

 東日本大震災で被災した岩手県大槌町の県立大槌高の野球部が7日、大阪府豊中市の球場で、府立桜塚高(同市)と交流試合をして汗を流した。

 豊中市が震災直後から続けた職員派遣や救援物資の支援の活動がきっかけで両市町が関係を深め、試合が実現。6日には両校が交流を続けることを誓う協定を締結した。

 試合は九回裏に大槌高が1点差まで追い上げたが、桜塚高が6対5で勝利。試合終了後、観客席の市民ら約1100人から、拍手がいつまでも続いた。

 大槌高2年の佐藤大規主将(16)は「甲子園に負けない熱い試合だった。支援への感謝の思いで戦った。今後も野球を続けて、(津波で)亡くなった天国の母にプレーを見せたい」と話した。

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2012年8月7日のニュース