阪神社長 和田監督に若手起用を要請 逆転CS厳しく

[ 2012年8月7日 06:00 ]

南球団社長から若手登用を要請された阪神・和田監督

 阪神・和田豊監督(49)が6日、南信男球団社長(57)と都内で緊急会談し、残り50試合での積極的な若手登用の要請を受けた。

 阪神は5日の広島戦(マツダ)に敗れ、借金は4年連続最下位となった01年以来となる15に膨らんだ。再び暗黒時代への突入を告げる成績不振。首位・巨人とは20ゲーム差という現状からも逆転優勝は絶望的で、CS進出も極めて厳しい状況。残り50試合は来季のチーム再建を見据えた上で、若手選手を優先的に起用することも必要となってくる。後半戦開幕前日の7月24日には坂井信也オーナー、南社長らのフロント陣と和田監督が会談し同オーナーからは「思い切って(若手を)使えばいい」と提案されていた。そして後半戦から新井良、大和が先発に定着。この日の会談では南社長から一層の若手起用を求められたもようだ。

 和田監督も「若い選手は勝つ、負けるじゃなくて、自分の地位をつかむということに一生懸命になればいい」と話し、シーズン途中でチームは変革期を迎えた。

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2012年8月7日のニュース