ＤｅＮＡ　松井予算出す！今オフ獲得へ「価値はある」

ＤｅＮＡは今オフ再び松井獲得を目指す

　ＤｅＮＡ・池田純球団社長（３６）が６日、今オフに再び松井秀喜外野手（３８）の獲得を目指す方針を明らかにした。

　松井はレイズを自由契約になり、メジャーの他球団への移籍を目指しているが見通しが立っていないのが現状。池田社長は「本人の意向次第」とした上で、今オフに松井が日本球界復帰も選択肢とした場合は「条件とか具体的に話を進めたい。（獲得資金は）別途で予算立てする価値はある」と速攻でアプローチする意向を示した。

　ＤｅＮＡは昨オフから積極的に松井獲得へと動いた経緯がある。同社長は昨年１２月に獲得へ強い興味を示し、中畑監督も巨人コーチ時代の愛弟子である松井に再三ラブコールを送ってきた。「ウチの姿勢は変わらない。向こうには、こちらの意思は伝わっている」という同社長は「球界の中でも大きな存在。観客動員への効果もあるし、何より戦力として、選手としていい成績を残せると思っている」と期待する。

　４年連続最下位からの巻き返しを期して臨んだ今季もここまで最下位。チーム打率・２３７、２６７得点はいずれも１２球団ワーストと攻撃力の弱さが低迷の一因となっている。勝負強く、抜群の実績を持つ松井が加わればチーム力は大きくアップする。「まだ来季の選手契約、戦力構想のことは全く考えていない」とする同社長も、松井に関しては「切り離して考えます」と断言。松井が日本球界復帰を決断すれば、古巣の巨人も含めた激しい争奪戦が予想される。