加藤良三コミッショナーが再任 14年7月まで

[ 2012年7月13日 06:00 ]

オーナー会議でコミッショナーに再任され、抱負を語る加藤コミッショナー(右)。左は議長を務めた中日・白井オーナー

 プロ野球のオーナー会議(白井文吾議長=中日オーナー)が12日、都内で開かれ、加藤良三コミッショナー(70)の再任を承認した。

 08年7月に就任し、3期目になる。任期は14年7月11日まで。議決の際には2球団が、コミッショナーの「役割の明確化」「選任方法の透明化」を求め反対を表明したが、コミッショナー事務局が12球団にアンケートを行った上で明文化していくことを決め、最終的には全会一致で承認した。同コミッショナーは「野球をどう隆盛に導くか。侍ジャパンを軸にどう展開できるか」と話し、来年3月予定のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)への意欲も明かした。その一方で、代表監督の人選については「3連覇を求められる難しい中で、候補者が誰かというのは進められていない」と難航している現状をあらためて説明した。

 また、10月1日に日本野球機構(NPB)が一般社団法人に移行するための定款と野球協約の間にズレが生じ、定款の修正を求める意見も一部球団から上がった。白井議長は「定款と野球協約の整合性を検討していくことになった」と修正は行わない方針を明かした。

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2012年7月13日のニュース