斎藤、3度目のライバル対決も…6回5失点KO

[ 2012年7月13日 20:40 ]

6回、楽天打線につかまり、マウンドで吉井コーチ(左)と話す日本ハム・斎藤

 日本ハム・斎藤の“3度目の正直”はかなわなかった。13日の楽天戦(Kスタ宮城)に先発し、同世代のライバル・田中と通算3度目の直接対決。球宴前最後の登板で、ルーキーイヤーの昨季に並ぶ6勝目を狙ったが、結果はまたも悔しいものとなった。

 初回から毎回、走者を背負う苦しい投球だった。3回には1死から聖沢への四球をきっかけに満塁とされ、枡田の右犠飛で先制点を許した。続く4回にも先頭の鉄平を四球で出すと、1死二塁から岡島に中前適時打を打たれ、リードを2点に広げられた。

 そして6回。安打と四球で2死一、二塁とされると、銀次に中前打を許し3失点目。続く松井にも中越え二塁打を浴び、この回計3失点。結局6回5失点で降板し、7敗目を喫した。

 プロ初対決となった昨年9月10日(Kスタ宮城)は、田中が9回5安打1失点と安定した投球で完投勝利。斎藤は8回10安打4失点と、意地のプロ初完投も実らなかった。2度目の対決は今年4月13日(札幌ドーム)。斎藤は6回0/3を7安打2失点、田中は8回7安打1失点。試合は2―1で楽天が勝利し、斎藤は再び田中の前に屈した。

 リベンジならず、3度目も対照的な結果となった。斎藤は厳しい現実に唇をかんだ。

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