福島の高校野球が開幕 宣誓で「愛する心失わない」

[ 2012年7月13日 11:39 ]

 全国高校野球選手権福島大会が13日開幕し、福島市のあづま球場で開会式が行われた。

 郡山高の小野寺亮太主将(18)が選手宣誓し「福島の苦しみは今も続いています。しかし、生まれ育った福島を愛する心は決して失われることはありません。僕たち高校球児にできることは勇気、希望、感動を届けることだと思う」と述べた。

 85チームが参加。東京電力福島第1原発事故のため部員が減少した双葉高、原町高、相馬農高の3校が連合チーム「相双福島」として16日に登場する。決勝戦は27日。

 昨年の大会を沸かせた「相双連合」の3校のうち、富岡高は野球部の活動を休止、双葉翔陽高は単独で出場し、相馬農高は今年も連合チームを組む。

 試合は六つの球場で行う。土を入れ替えるなどして除染を進めた。

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2012年7月13日のニュース