稲毛　自分でびっくり！松尾、ノーヒットノーラン

千葉大会１回戦 稲毛２―０千葉南

（7月12日 青葉の森）
　稲毛・大高剛監督が「そんなに凄い投手じゃない」と評する松尾が千葉南戦で準完全試合の快挙をやってのけた。５回に四球を与えただけで、８奪三振の快投。球速は１３０キロ台中盤ながら持ち味の打たせて取る投球術で安打を許さなかったエースは「たまたまだと思う」と自身が一番驚いた様子だった。

　守備陣も強豪・千葉経大付がコースによって守備位置を変えていることを参考にして練習に取り組み、松尾の快挙を援護。大高監督も「四球を１つしか出さなかったこともよかったし、野手がよく守った」と練習の成果を口にした。次戦はＡシードの拓大紅陵が相手。指揮官は「胸を借りるつもりでやりたい」と話した。