ダル メジャー自己最多タイ11Kも 7回3失点で5敗目

[ 2012年7月2日 11:10 ]

アスレチックス戦で7回を投げ終え、うつむいてベンチに戻るレンジャーズのダルビッシュ

ア・リーグ レンジャーズ1―3アスレチックス

(7月1日 アーリントン)
 レンジャーズのダルビッシュが1日、アーリントンで行われたアスレチックス戦に先発。7回で105球を投げて5安打3失点、4四死球11三振で5敗目(10勝)を喫した。11奪三振はメジャー自己最多タイ。防御率は3・59。試合は1―3で敗れた。

 初回、ダルビッシュは154キロの速球でクリスプを一ゴロに打ち取ると、続くウィークスはスライダーで空振り三振斬り。3番レディックも速球で遊飛に抑え、この回は8球で終了。11勝目へ向けて上々の立ち上がりとなった。

 ダルビッシュは2回も3人で終えた。4番セスペデスをスライダーで空振り三振に斬ると、スミスの右直は味方が好捕。ノリスはツーシームで見逃し三振に抑えた。

 3回、ダルビッシュは先頭のモスに死球を与えたが、続くインジをスライダーで空振り三振。1死一塁からペニントンをツーシームで遊ゴロ併殺に打ち取り、結果的に3人で終えた。

 1―0の4回、先頭のクリスプに速球を左前に運ばれ、初安打を許したが、その後は完ぺきな投球。上位打線を三ゴロ、空振り三振、空振り三振に抑え、4回までで6つの三振を奪った。

 5回、ダルビッシュはツーシームが甘く入り、先頭のスミスに中越え二塁打を許すと、続くノリスはツーシームで三ゴロに打ち取ったかに見えたが、前進守備の三塁手がキャッチできずボールはレフトを転々。二塁走者が生還し、1―1の同点に追いつかれた。しかしダルビッシュはその後は立ち直り、モスをカーブで空振り三振とすると、インジは150キロ超のツーシームで空振り三振。最後もペニントンをカーブで空振り三振に仕留め、圧巻の3者連続三振で切り抜けた。

 6回、ダルビッシュはクリスプに四球を与え、また先頭打者の出塁を許してしまう。2、3番を二ゴロ、空振り三振に抑えて2死としたが、セスペデスには2球目のツーシームを捉えられ、右翼線を破る二塁打。続く2死二、三塁の場面で速球に力が入り、自らの暴投で三塁走者が生還、勝ち越し点を許してしまう。スミスには結局四球を与えたが、続くノリスを見逃し三振に斬り、何とか1失点で踏み止まった。ダルビッシュは6回4安打2失点で、この回までにメジャー自己最多タイの11三振を奪った。

 7回、ダルビッシュは先頭のモスに初球の低めの直球を狙われ、右翼席へのソロ本塁打を許してしまう。その後も四球と犠打で1死二塁のピンチを迎えたが、1、2番を右飛、一ゴロに打ち取った。

続きを表示

この記事のフォト

2012年7月2日のニュース