53年ぶり球団ワーストタイ…阪神、10戦連続2得点以下

[ 2012年5月7日 06:00 ]

<神・巨>深刻な打線にベンチで渋い表情の和田監督(左端)ら

セ・リーグ 阪神1-2巨人

(5月6日 甲子園)
 阪神は9回に零敗を逃れるのがやっと。10試合連続の2得点以下で、53年ぶりに球団ワースト記録に並んだ。

 和田監督が「あまりにも走者を置いたときと置かないときの打撃が違い過ぎる」と嘆いたように5回まで毎回先頭打者が出塁しながらも3併殺で無得点。特に初回1死満塁で5番・新井が初球の速球に力負けし、浅い右飛と犠飛にもできなかった。その後2安打したものの、絶好の先制機で凡退し「1打席目やね。ちょっと押された」と悔やんだ。

 金本も4番に昇格したこの3連戦は無安打。ゴールデンウイークの9連戦はわずか7得点で1勝6敗2分け、再び勝率5割を切った。35イニング連続タイムリーなしの貧打に、指揮官は「打者がしっかり頭を整理しないと」ともどかしそうに奮起を促した。

 ▼阪神・メッセンジャー(7回自責点0も2回に失点につながる失策)あの一塁への悪送球がなければ、もっといい投球ができた。あれが勝敗を分けてしまった。

 ▼阪神・鳥谷(9回の犠飛にも)1点取ればいい場面じゃない。何とかつなごうと思ったが…。

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2012年5月7日のニュース