初勝利の黒田 失点で捕手の配球の偏りを指摘し修正

[ 2012年3月19日 06:00 ]

<ヤンキース・アストロズ>4回を3安打1失点に抑えヤンキース移籍後初勝利を挙げた黒田

オープン戦 ヤンキース6―3アストロズ

(3月17日 タンパ)
 ヤンキース・黒田が17日のアストロズ戦で4回3安打1失点の好投。新天地初勝利を挙げた。

 「ブルペンでは良くなかったが、うまく修正して打者を見ながら投げられた」。ベテランらしい落ち着きと適応力の高さが光った。スライダーが不調とみるやフォークボールを軸に。唯一の失点となった4回。3番マルティネスにそのフォークボールを右翼線二塁打され、2死二塁で5番ジョンソンにスライダーを左中間へ運ばれた。黒田は捕手セルベリをマウンドへ呼び、配球が低めに偏った点を指摘。打者に高めを意識させるよう求めた。「(失点は)その前に配球を話していれば防げた」と打たれた原因究明もその場で行った。

 守護神リベラにアドバイスを求め、改良を重ねているカットボールの手応えも増している。開幕まで3週間。背番号18の調整は順調そのものだ。

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