ダル昨季ナ・リーグＭＶＰと対戦へ　１９日ブルワーズ戦

＜レンジャーズ・ダイヤモンドバックス＞試合前、ファンにサインするレンジャーズのダルビッシュ

　レンジャーズ・ダルビッシュが、昨季のナ・リーグＭＶＰを相手に腕試しをする。先発する１９日（日本時間２０日）のブルワーズ戦に、ブ軍の主砲ブラウンがスタメン出場することが決定。

　オープン戦は１５打数１安打、３四球と本調子ではないが「この時期は内容が大事。５０打数無安打でもシーズンは１００％活躍できる自信がある」と話す強打者との対戦は、現在の自身の状態を測るにはかっこうの相手だ。

　ダルビッシュはこの日、自らの要望で２日連続でブルペンでの投球練習を実施。連日の投球は今年初めてで、日本ハム時代を含めても珍しい。見守ったアンディ・ホーキンズ・ブルペン投手コーチによると、フォームの微調整が目的だったという。全てワインドアップから３６球を投じ、投球練習後にもツーシーム中心に平地で２７球を投げて確認。同コーチは「全体的に良かった。技術的にも修正できているし、直球系の制球も安定してきた」と評価した。

　次回は４イニング、６５球がメド。オープン戦期間中は投手主導の配球となるケースが多い。ＭＶＰの強打者を相手にダルビッシュが何を感じ、それを投球に生かすか楽しみだ。