ヤクルト球団社長 青木の入札受諾を表明 「活躍してもらいたい」

[ 2011年12月17日 11:36 ]

 ポスティングシステム(入札制度)による米大リーグ移籍を目指すプロ野球ヤクルトの青木宣親外野手(29)の入札額を大リーグ機構(MLB)から伝えられたヤクルトは17日、これを受諾した。入札額が250万ドル(約2億円)だったことを明かしたヤクルトの衣笠剛球団社長は「いたずらに(決断するまでの)時間を延ばす必要はなかった」と話した。

 
 MLBは16日(日本時間17日)、規定により入札した球団名や金額は発表せず「少なくとも1球団以上」とだけ公表。ヤクルトの回答は日本野球機構を経てMLBに伝わった後、落札した球団に30日間の独占交渉権が与えられる。
 
 青木は過去に首位打者を3度獲得し、シーズン200安打を2度記録。ベストナインには7年連続で選ばれている。プロ8年間の通算打率は3割2分9厘。今季は全144試合に出場して打率2割9分2厘だった。

 ▼ヤクルト・衣笠剛球団社長の話 (米大リーグに)行って活躍するのが夢だと言っている。ぜひ向こうで活躍してもらいたい。金額、受諾するかしないかについて(の決断を)引き延ばす必要性は、球団としては感じなかった。過去5、6年の貢献には、オーナーも感謝している。

続きを表示

2011年12月17日のニュース