阪神・沼沢球団本部長がNPB事務局入り

[ 2011年12月17日 06:00 ]

 阪神の沼沢正二球団本部長(53、写真)が日本野球機構(NPB)事務局入りすることが16日、分かった。

 阪神電鉄本社内では沼沢氏の籍を球団から電鉄本社に戻すことをこの日までに調整。電鉄本社に籍を置いたまま出向という異例の形で、来年1月1日付の人事で事務局次長に就任する。

 沼沢氏は09年から連盟担当としてセ・リーグ理事会や実行委員会などに出席。昨年はセ理事会の理事長として統一球の導入などでリーグの意見調整に努めた。また、今春の東日本大震災の影響による開幕延期問題でも選手会・新井貴浩会長(阪神)を通じて選手会と折衝した。現在、巨人の国際部長などを歴任した井原敦氏が読売新聞社を経て事務局次長を務めるが、阪神からのNPB入りは異例だ。1日の実行委で加藤良三コミッショナーが事務局員の増員方針を12球団に伝えており、球団運営を熟知した沼沢氏が異例の転身でプロ野球全体の運営に携わる。

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2011年12月17日のニュース