ミスターも杉内の巨人入りを熱望…「絶対に獲りたい選手」

[ 2011年12月17日 10:45 ]

杉内の代理人と交渉を終えて大勢の報道陣に囲まれる巨人・原沢球団代表

 巨人の長嶋茂雄終身名誉監督(75)と歴代18番が、ソフトバンクからFA(フリーエージェント)宣言した杉内俊哉投手(31)のエース就任に太鼓判を押した。巨人は杉内の代理人である酒井辰馬弁護士(45)と16日、都内のホテルで2度目の交渉を行い、巨人から前回提示した4年総額20億円に加え、「背番号18」の打診が行われた。

 心強いOBたちのお墨付きだった。生え抜きのエースが背負ってきた番号を譲るため、原沢敦球団代表兼GMが動いた。まずは長嶋終身名誉監督に相談。「結構です。絶対に獲りたい選手。ぜひ欲しい」と手放しで了承を得た。さらに堀内恒夫氏からは「長い間空いている。いい機会かもしれませんね」。桑田真澄氏からも「結構です。頑張ってください」と、それぞれ快い返事をもらい、杉内サイドに伝えられた。

 同様に相談を受けた原監督も球団の意をくみ、58年から9年間18番を背負った、自身の恩師である故・藤田元司氏の夫人に自ら連絡し、快諾を得た。巨人77年の歴史の中で18番は、わずか7人しかつけていない。杉内が背負えば初の移籍組となるが、原監督も「そういう価値のある選手です」と賛同し、同じくその言葉が伝えられた。

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2011年12月17日のニュース