11日は能見がスライド登板!まずはコイ倒!

[ 2011年5月11日 06:00 ]

キャッチボールで調整する阪神の能見

 雨天中止を受けて、11日は10日に先発予定だった能見がスライド登板する見込みとなった。前回3日の巨人戦(東京ドーム)では完投勝利を挙げるなど今季2勝1敗、防御率3・72と安定した投球を続ける左腕は「天気には勝てないね。しょうがない」と空を見上げた。

 ここまで先発陣は全試合で5回を投げきっている。ただ、能見は前回の広島との対戦(4月26日・マツダ)で7回途中6失点と屈辱のKOを味わっており「まずはゼロに抑えることですね。まだ(シーズンは)始まったばかりですから」とリベンジへ気を引き締めた。

 能見のスライド登板で今後のローテーションも再編される可能性が高まった。当初、11日に先発予定だった下柳は中10日で15日の中日戦(甲子園)に回ることになり、同戦に先発予定だったスタンリッジが苦手のデーゲームを回避し、中8日で交流戦開幕戦となる17日のオリックス戦(京セラドーム)に回ることが濃厚だ。

 先週は能見、下柳、岩田の左3枚と久保、メッセンジャー、スタンリッジの右3枚の順で6連戦を戦った。1カードで左右の偏りがあったが、今回の再編で左右バランスの取れた先発を並べることが可能になる。1カード2連戦が基本の交流戦はスタンリッジ→能見→岩田→久保の順で回し、下柳、メッセンジャーは谷間に起用していくことになりそうだ。

 11日も雨で流れた場合は再考となる。現在、先発6人すべてが防御率3点台以下をキープするなどリーグ屈指の安定感を誇る虎投が“恵みの雨”でさらにパワーアップする。

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2011年5月11日のニュース