イチロー3連続空振り三振も「終わってますから」

[ 2011年4月1日 06:00 ]

<ドジャース・マリナーズ>初回先頭、イチローは空振り三振

オープン戦 マリナーズ1―8ドジャース

(3月30日 ロサンゼルス)
 マリナーズのイチロー外野手(37)が30日(日本時間31日)、3打席連続空振り三振でオープン戦を締めた。さすがの安打製造機も「いやまあ、派手な終わり方でしたね。まあ、きのうで(キャンプは事実上)終わってますからね」と苦笑いを浮かべるしかなかった。

 春の珍事か。オープン戦最終戦のドジャース戦で初回、右腕デラロサの外角低めへのチェンジアップにクルリ。続く4回は真ん中直球にバットが空を切った。6回は代わった左腕キースラーに対し6連続を含む8ファウルと粘ったが、12球目の真ん中高め89マイル(約143キロ)に空振り三振。その裏の守備から退いた。

 3打席連続三振はオープン戦では08年以来2度目、過去10年間の公式戦でも12度しかない。今オープン戦ここまで18試合でわずか2三振だったが、たった1日で上回った。相手投手はメジャーで実績がないマイナーの若手2人。オープン戦とはいえ面白くないか、と問われ「そりゃそうでしょ」と短く素直に認めた。

 オープン戦打率は、昨年の・257とほぼ同じ・259。28日には「スプリングトレーニングはどんな形になろうとも、準備できたとも準備できていないとも言えない」と独特の言い回しで総括したイチロー。試合後、チーム便は松井擁するアスレチックスが待つ開幕戦の地・オークランドへと飛んだ。

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2011年4月1日のニュース