大垣日大10失点完敗…それでも「すがすがしい」

[ 2010年4月3日 06:00 ]

準決勝敗退にも笑顔で引き揚げる大垣日大ナイン

 【センバツ第11日 大垣日大0-10興南】大垣日大は変則左腕エースの葛西が3回持たずに6失点で降板。「自分の球が軽かった。相手もいい打線だった」と完敗を認めた。

 準々決勝では阿知羅の完投で登板機会がなく中2日のマウンドは「疲れはなかった」。だが、興南の鋭いスイングの前に持ち味の制球力が乱れ、際どいボールをファウルにされて、甘く入ったところを打ち込まれた。
 昨秋明治神宮大会覇者としての快進撃。試合前、ベテラン阪口監督は「95%負ける」とナインに話してプレッシャーを取り除こうとしたが皮肉にも現実となった。それでも葛西は「負けてもすがすがしい。こんな楽しい場所にまた戻ってきたい」と笑顔で夏を見据えた。

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2010年4月3日のニュース