広島6連敗……試練の野村監督

[ 2010年4月3日 20:15 ]

 【広島5-6巨人】一つの勝利を重ねる難しさに、広島の野村監督が苦しんでいる。連日の逆転負けで連敗は6にまで伸び「すべてにおいて流れが良くない」。重苦しい雰囲気が包む試合後の会見で、指揮官は言葉を絞り出した。

 考え得る手は打った。特に4―4の八回は代打策から2死二塁の好機をつくった。この勝負どころで代打の切り札・前田智を起用し「勝負を避けてくることも頭にあって、そうなれば小窪というのも頭にあった」と野村監督。前田智の四球までは読み通りだったが、末永に代えた小窪が空振り三振。チャンスをつぶし、直後の九回に失策も絡んで勝ち越された。
 開幕戦からの7試合で1度捕手を代えた以外、野手はすべて同じ先発メンバーで戦ってきた。「打線のてこ入れをしてそれがはまればとも思うが、キャンプからやってきたことを信じたいと思う」。開幕して早々、43歳の新人監督が試練に直面している。

続きを表示

2010年4月3日のニュース