渡辺監督続投!西武オーナーが太鼓判

[ 2009年6月26日 06:00 ]

厳しい表情で練習を見つめる渡辺久信監督

 西武・渡辺久信監督(43)の来季続投が25日、確実となった。後藤高志オーナー(60)がスポニチ本紙の取材に応じ「人事は基本的にはフロントに任せてあるが、渡辺監督は非常によくやってくれていると思う」とその手腕を高く評価した。

 渡辺監督は昨季、就任1年目で若いチームを4年ぶりの日本一に押し上げるなど、常勝軍団復活の礎を築いた。2年契約の最終年となる今季は、交流戦を終えた時点で借金2の4位と波に乗り切れていない。それでも後藤オーナーは「今年は(守護神と正捕手の)グラマンと細川が故障でいないんだから。そういった状況でよくやっているよ」と主力をケガで欠いた中での采配を評価。首位まで6ゲーム差と、まだまだ優勝を狙える位置にいるだけに、このままいけば、来季契約更新へ何ら支障はない。
 26日から再開するリーグ戦では交流戦連覇と勢いに乗るソフトバンクとの3連戦。この日、西武ドームでの全体練習を見守った渡辺監督は「春先のソフトバンクとは別のチームと思って戦う」と気を引き締めていた。

 ≪涌井“あわよくば…”完投だ≫26日のソフトバンク戦に先発する西武の涌井が大記録を狙う?25日はランニングなどで軽めの調整。「打席には入らないんで、交流戦よりはリズムが良くなると思う」とDH制のリーグ戦再開を歓迎した。好調のソフトバンク打線についても「警戒する打者?別にいません。できれば完投したい。あわよくば…、って書いておいてください」と最後は意味深な発言で締めた。日本ハム・ダルビッシュとともにリーグトップ88奪三振の右腕は、力勝負で鷹狩りを狙う。

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2009年6月26日のニュース