和田10回サヨナラ弾!長峰に今季初勝利転がり込む

[ 2009年5月28日 22:07 ]

10回、サヨナラ本塁打を放ち、先発の吉見(左端)らナインに祝福される中日・和田

 【中日2―1楽天】中日がサヨナラ勝ちで勝率5割に戻した。1―1の延長10回、2死無走者で和田が青山から右越えにソロ本塁打した。5番手で10回に登板した長峰が今季初勝利。楽天は9回に岩瀬から1点を奪って延長戦に持ち込んだが及ばなかった。

 ≪非常事態での一撃≫1―1の延長10回。中日期待の3、4番が連続三振に倒れた後だった。和田が青山の外角高めの球を叩く。打球は高々と舞い上がり、右越えの12号本塁打となった。和田にとっては西武時代の2004年4月以来のサヨナラ弾。監督不在という非常事態での劇的勝利に、歓喜の輪は一層激しいものになった。
 落合監督の退場は1点リードの9回1死満塁、本塁での封殺プレーでセーフと判定されたことへの抗議から。指揮官の不在だけでなく、節目の600試合登板だった岩瀬がリードを守れずに突入した延長戦だった。
 8回途中無失点と好投した吉見の5勝目がふいになり、和田が「勝たなきゃいけない状況だった」と神妙に振り返ったのもうなずけた。巻き返しを図る中日にとっては、落とせない試合だった。

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2009年5月28日のニュース