阪神は恵みの雨で万全 安藤頼むぞ

[ 2008年10月8日 06:00 ]

報道陣に囲まれながら引き上げる岡田監督

 1回表が終わって22分間の中断後、あっさりと横浜戦の中止が決まった。1点リードでのノーゲーム。阪神ナインが球場を後にする時にほとんど雨がやんでいただけに、岡田監督は「やんでるだろ。きょう(の中止)が(優勝争いに)いいか悪いかは判断できない」と、しきりに首をひねった。

 残り4試合。同率首位のまま巨人との決戦を迎える。記録には残らないが、不調の打線に明るい材料はあった。前日、左手死球で途中交代した赤星が初回に中前打し、周囲の不安をぬぐい去った。ここ2試合無安打だった新井も先制打を放ち、復調の兆しを見せた。
 フル回転してきたリリーフ陣には恵みの雨となった。特にアッチソンと藤川が2日間、ノースロー調整できたのは大きい。「いい休みになったね。準備はパーフェクトだ」と笑顔のアッチソン。藤川は「きょうは休ませてください。また明日です」と闘志を内に秘めた。
 8日の先発が予想される安藤は午前中に神宮外苑で調整し「いいイメージで臨める」と話した。岡田監督も決戦のポイントを一言で「先発やろ」。猛虎のすべてを懸けて宿命のライバルに挑む。

続きを表示

2008年10月8日のニュース