「ここまで来たら奇跡を」最多観衆大歓声

[ 2008年10月8日 22:00 ]

 同率での首位決戦となったプロ野球セ・リーグの巨人―阪神最終戦が8日、東京ドームで行われ、巨人が3―1で接戦を制してリーグ連覇へ前進、球場内は巨人ファンの大きな拍手と歓声に包まれた。

 大一番となった「伝統の一戦」の入場券は完売で、立ち見席には二重、三重の列。観客動員数が実数発表に切り替わった2005年以降では、最多となる4万6783人が詰め掛けた。

 一つ一つのプレーに一喜一憂する声がわき上がる異様なムード。巨人のラミレス外野手が七回、リードを2点に広げるソロ本塁打を放つと、スタンドを埋めた巨人ファンは一斉にオレンジ色のタオルを振って喜んだ。

 巨人のユニホームを羽織って応援した横浜市の会社員、穴沢晃さん(19)は「ドキドキしています。ここまで来たら何としても奇跡を起こしてほしい」と、13ゲーム差をひっくり返してのペナント奪取を期待した。

 一方、阪神は巨人に7連敗。試合終了の瞬間、阪神ファンはグラウンドにメガホンを投げ入れて悔しがった。

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2008年10月8日のニュース