レイズ 球団史上初のマジック点灯王手

[ 2008年9月2日 06:00 ]

 【レイズ10-4オリオールズ】レイズが球団史上初のマジック点灯に王手をかけた。打線が12安打10点と爆発し、オリオールズをスイープ。1日にレッドソックスが敗れた場合、マジック21がつくとあってマドン監督は「チーム内の雰囲気は素晴らしくいい。これからも最後までペダルを踏み続けるだけ」と胸を張った。

 これで後半戦13カード中12カードで勝ち越し。8月は21勝7敗と快進撃は続いている。8月を終え2位レッドソックスとの差は5・5ゲーム。9月に直接対決6試合があるが、地区シリーズが導入された95年以降、2位に5ゲーム差以上をつけて8月を終えたチームのポストシーズン進出率は98%。念願の地区優勝さえも見えてきた。

 チームを支える岩村は4打数無安打だったが、大量リードの7回2死から一塁手の失策を呼んだ岩村の全力疾走をマドン監督は絶賛。「ああいう懸命さが点につながり、ほかの選手を奮い立たせる」。ヤクルト時代とはいえ、数少ない優勝経験者の岩村も「当たり前のことを当たり前にやる。それを続けたい」と残り1カ月に向けて気合を入れ直していた。

続きを表示

2008年9月2日のニュース