ヤクルト猛攻12点!ゴンザレス2季ぶり勝利

[ 2008年9月2日 21:38 ]

 【ヤ12―6中】ヤクルトは4回、川島慶の2点適時打で4―2と勝ち越し。5回には4四死球にも乗じ、打者11人の攻撃で一挙6点を奪って突き放した。ゴンザレスが7回2失点で2季ぶりの勝利。

 ヤクルトが制球に苦しむ中日投手陣を打ちまくった。15安打で2試合連続2けたの12得点。高田監督は「ほっぺたをつねりたいよ」と活発な打線に驚きを隠さなかった。

 持ち味であるつなぎの攻撃を発揮した中でも、第1ストライクを逃さない積極性が光った。2―2に追いつかれた直後の4回、1死二、三塁で川島慶が初球の甘い直球をとらえて勝ち越しの2点打。5回は6―2としてなお無死満塁で、飯原が初球を三塁打し「狙っていた球を1球で仕留められた」としてやったりの表情だ。

 5位は変わらないが、これで3位の中日まで2・5ゲーム差に詰め寄った。4位の広島を含めた3位争いが面白くなってきた。クライマックスシリーズ進出を狙うチームにとっては弾みのつく快勝。飯原は「この3連戦で3連勝できれば。一戦一戦、大事に戦えばいい結果が出ると思う」と自信たっぷりに語った。

 ≪ゴンザレスが復活の白星≫右ひじ手術から復帰したヤクルトのゴンザレスが、2006年9月24日の中日戦以来となる勝ち星を挙げた。直球とスライダーのコンビネーションがさえ、7回を2失点でまとめた。
 昨年3月末に米国で右ひじ靱帯の再建手術を受けた。長いリハビリ期間をへて、先月17日にようやく1軍の戦列に戻った。ゴンザレスは「リハビリをしている時が一番苦しかった。きょう勝てたことを次につなげたい」としみじみ語った。

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2008年9月2日のニュース