ＪＦＥ西日本初勝利！陶山－古毛堂好継投

＜ＪＦＥ西日本・西濃運輸＞７回途中まで投げ、西濃運輸打線を零封し、勝利投手のＪＦＥ西日本・陶山

　【都市対抗　ＪＦＥ西日本２－０西濃運輸】ＪＦＥ西日本は、ＮＫＫと川崎製鉄水島の統合により、０３年に創部されてから４度目の出場で初勝利。先発の５年目右腕・陶山（すやま）が序盤、再三のピンチを何とかしのいで、７回途中まで無失点。山本との継投で逃げ切った。０５年大会以来の先発マウンドに陶山は「前回より冷静だった」。就任２年目で記念すべき１勝を手にした古毛堂（こもどう）監督は「周りの期待が大きくて…。まだ６年目。一から歴史を築きあげるという選手の気持ちが実った」とうれし涙に暮れていた。

　＜西濃運輸　あと１本が出ず＞再三の好機であと１本が出ず、好投の佐伯を援護できなかった。林監督は「佐伯はよく投げた。予選は１失策だったけど、もったいなかった」と、失策で先制点を失ったことに悔しさを見せた。５回２／３、２失点で降板した右腕は「先制、中押しとされたのは僕の責任。勝つのは本当に難しいです」と大粒の涙を流していた。