ダル圧巻!8回1安打無失点で12勝目!

[ 2008年9月2日 18:10 ]

ソフトバンク戦に先発した日本ハム・ダルビッシュ

 【日2-0ソ】8回1安打無失点。エースの力をあらためて示したマウンドだった。日本ハムのダルビッシュが、7月24日以来、北京五輪後初となる登板で躍動し、12勝目を挙げた。

 球速が150キロを超えることはなかったが、切れ味が抜群だった。「何より真っすぐが良かった。球速より、しっかり(球を)押せるかどうか。切れがないと、簡単に打たれる」。

 6回2死から本多に唯一の安打を許すと、球場内は大きなため息に包まれた。ファンがノーヒットノーランを期待するほどの、圧巻の投球だった。疲労など考慮されて8回で降板。梨田監督は「非常にテンポ良く投げてくれた」と称賛した。

 エースとして期待された五輪は、不本意な結果に終わった。初戦のキューバ戦はKO。3位決定戦では敗戦処理のような起用をされた。「メダルも取れず、精いっぱいやった結果だが、みんな悔しいと思う」と振り返る。

 思いはシーズンにぶつける。4連敗で借金生活に突入したチームを救い「絶対にクライマックスシリーズに出たいし(2位以上で)札幌ドームでやりたい」。五輪中に頭を丸めた右腕は高らかに反攻を誓った。

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2008年9月2日のニュース