虎に天も味方してくれたんちゃうか~

[ 2008年7月30日 06:00 ]

勝ち投手のボーグルソンは自ら1号アーチも放つ

 【阪神4―3ヤクルト】雷鳴がとどろき、土砂降りの雨の中を阪神・岡田監督はクラブハウスに向かって駆けに駆けた。22分間の中断後に宣告された降雨コールドゲーム。ずぶ濡れになった体をふく指揮官の表情には笑みが浮かんでいた。「勝ったらいいよ。1点差でもな。最後のピンチをしのいでの勝ちやからな。(天も)こっちに味方してくれたんちゃうか」。0―2の3回。今季の戦いを凝縮した攻めを見せた。先頭の赤星が中前打で出塁。平野が一塁線に転がす絶妙なバント安打で一、二塁。新井に代わる3番・関本が内野安打で満塁。そして金本が同点の右前打。一気の4連打で畳み掛けた。

 後半戦スタートでは新井、藤川、矢野の3人が抜ける。それでも指揮官は「予想していたこと。みんなでカバーすればいい。球宴明けも日替わり(ヒーロー)よ」と不安の色を全く見せなかった。

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2008年7月30日のニュース