松坂 自己流調整で141球投げ込み

[ 2008年6月25日 06:00 ]

 レッドソックスの松坂が完全復活へ自己流調整が認められた。27日のアストロズ戦先発に向け、この日も前日に続き約20分間、最長70メートルの遠投を行うと、ブルペンでは捕手を座らせて86球、立ち投げなどを含め141球の投げ込みを行った。25日にも遠投を予定しており、中5日の登板間にブルペン1回、遠投3回と投げ込むことになる。松坂にとってもメジャーで初めての試みだ。

 キャッチボールの球数さえも管理してきたレ軍だが、ファレル投手コーチは「彼が本調子に戻るためには必要なこと」と説明した。そこには右腕の早期復活を必要とするチーム事情がある。現在地区首位に立ってはいるが、救援陣に疲労の色が濃い。守護神パペルボンは最近5試合で2度セーブ失敗、岡島も今月は防御率10・13と不安定で、フランコナ監督は「うまく休ませながらやりくりしたい」と苦しい胸の内を明かしている。
 21日のカージナルス戦では1回0/3で降板したが、自己流調整を認めてもらった以上、同じ失敗は許されない。首脳陣を納得させる快投が必要だ。

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2008年6月25日のニュース