MVPのムネリン「交流戦を満喫」

[ 2008年6月25日 18:15 ]

プロ野球交流戦でMVPに選ばれ、賞金ボードを手にするソフトバンクの川崎宗則内野手

 プロ野球交流戦を協賛した日本生命は25日、表彰選手を発表、最優秀選手(MVP)には優勝したソフトバンクの川崎宗則内野手が選ばれ、賞金200万円を獲得した。

 野手としては初のMVPとなる川崎は、交流戦4位の打率3割6分6厘をマークし、安打数は最多の37。チームの交流戦初制覇に貢献した。活躍が目立った選手に贈られる日本生命賞(賞金100万円)には、セが打率4割7厘、29打点でともに交流戦トップだった金本知憲外野手(阪神)、パは交流戦1位タイの5勝を挙げた岩隈久志投手(楽天)が選出された。

 交流戦で優勝したソフトバンクから、川崎が最優秀選手に選出された。打撃が好調で、打率は交流戦4位の3割6分6厘。安打数はトップの37と存在感を示した。

 好調の要因を問われても「たまたま、こういう結果になっただけ」と謙遜気味に話す。だが、109打席のうち、三振はわずかに7で、出塁できなかったのは3試合。出塁率は3割8分7厘と高く、1日の巨人戦ではサヨナラの内野安打を放つなど、持ち味の粘り強い打撃が光った。

 昨年は右手中指の骨折で、4月中旬から2カ月近く戦列を離れた。交流戦は半分しか出場できず、不完全燃焼に終わった。それだけに、全試合に出場しての活躍は格別だったようで「丈夫な体で、久々に交流戦を満喫できた」と笑顔を見せた。

 ホークスは交流戦初制覇。「みんなに自信がついたと思う」と手応えを口にする。「(レギュラー)シーズンや日本シリーズで優勝すれば、この3、4倍うれしい気持ちがわいてくると思う」。ムードメーカーとしてもチームを引っ張る27歳は、王監督の胴上げを「必ず、する」と力強く言い切った。

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2008年6月25日のニュース