内海５回６失点で中日にもう３敗目

＜巨人・中日＞５回、２死一塁、中村（後方）に２ランホームランを打たれ、ガックリの巨人・内海

　【巨人４―７中日】巨人が３点を追う９回２死満塁。代打・鈴木尚のライナーは二塁正面に飛んだ。敗戦を見届けた原監督が淡々と切り出した。「先発がね。リリーフは苦しい中、熱投してますけど、先発は役割を全うしていない」。先発・内海は先制点をもらいながら４回に４連打、５回には中村紀に２ランを浴びるなど５回９安打６失点ＫＯ。昨年は４勝を挙げた落合竜に今季は３戦３敗、防御率は７・８８となった。「中日という意識はなかった。中継ぎがたくさん投げているので、きょうは１人で投げたかった。それが気負いになって」と左腕エースは肩を落とした。

　ベンチ入り野手１６人中１５人を使い、８日に先発した栂野をリリーフで登板させた。打線は２本塁打などで４得点も、力の差を痛感させられる敗戦で再び４位転落。観戦した渡辺球団会長は「絶対Ａクラスを死守しないといけない」と言い残し球場を後にした。