ラミ殊勲打!巨人、何とか逃げ切る

[ 2008年5月10日 18:12 ]

8回巨人2死三塁、ラミレスが左前に勝ち越し打を放つ

 【巨5―4中】巨人は4回までに奪った4点のリードを追いつかれたが、8回2死三塁からラミレスの左前打で勝ち越した。9回を締めたクルーンが10セーブ目。中日は吉見が4回4失点で降板した後を継投でしのいでいたが、チェンがつかまった。

 4回までに4点のリード。だが、巨人はじわじわと追い上げを許した。8回に追いつかれたが、その直後に、しぶとく勝ち越し、何とか逃げ切った。

 8回裏は先頭の亀井がフルカウントから四球を選び、第1打席でソロ本塁打を放った坂本の送りバントで1死二塁。小笠原が二ゴロに倒れた後、4番・ラミレスが内角低めの難しい球を左前にはじき返して1点をもぎ取った。

 原監督は8回の攻撃を「ラミレスがいいところで打ってくれるのはもちろんだが、亀井の四球や坂本のバントなど、打線に少し粘りが出てきた」と振り返った。

 ただ、接戦をものにできた立役者は先発の野間口だ。ウッズに唯一と言っていい失投を左翼席に運ばれるなど、6回で3点を失ったものの、試合の流れはきっちりつくった。

 ここ4試合は先発陣が序盤に打ち込まれることが多かっただけに、指揮官は「野間口がいい役割をしてくれた」とねぎらった。殊勲打のラミレスも「きょうは投手陣がよく頑張ってくれた」と持ち上げた。

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2008年5月10日のニュース