虎新オーナーに阪神電鉄社長が就任

[ 2008年5月10日 06:00 ]

 阪神の宮崎恒彰オーナー(65)が退任し、新オーナーに坂井信也・阪神電鉄社長(60)が就任することが分かった。13日の電鉄本社取締役会で承認され、6月の阪急阪神ホールディングスの株主総会を経て着任となる。

 阪神球団のオーナーは歴代、電鉄本社トップが務めてきた。しかし、06年6月に村上ファンドが仕掛けてきた同社の株式大量取得により、阪神電鉄は阪急HDとの経営統合を決断。その際、電鉄社長に就任した坂井氏は経営統合で奔走する負担を考慮し、当時本社専務だった宮崎氏をオーナーに起用していた。今回の人事について関係者は「本来あるべき体制にする」と語った。9代目オーナーとなる坂井氏は神戸大卒業後、阪神電鉄に入社。同社一筋で球団への理解も深い。電鉄トップが球団運営に携わることで、阪神はさらなる球団強化に努める。

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2008年5月10日のニュース