選手会がFA金銭補償新案に見直し要求

[ 2008年5月10日 06:00 ]

 労組日本プロ野球選手会の宮本慎也会長(37=ヤクルト)は9日、先月14日に日本プロ野球組織(NPB)から提示されたフリーエージェント(FA)資格取得期間短縮などの新制度案に対し、金銭補償の見直しなどを求める姿勢を示した。

 NPB案は今年入団する選手について現行9年のFAを国内移籍に限り大学・社会人は7年、高校生は8年に短縮。選手を球団内の年俸順でA(上位3番まで)B(4番から10番)C(11番以降)にランク分けし、人的補償がない場合の金銭補償をA(年俸の80%)B(同60%)C(0)、人的補償がある場合の金銭補償はA(同50%)B(同40%)C(0)としている。これに対し宮本会長は「Bランクに関してもっと(選手が)動けそうな数字で頑張ってくださいという感じです。個人的には40%=人的補償がない場合=くらいになればと思うけど」と語った。NPB側は12日の実行委員会で再度協議する。

続きを表示

2008年5月10日のニュース