元自衛官力士誕生へ!沖縄出身23歳・宇座寿音 運動能力検査通過「今がチャンス。体格生かせる」

[ 2026年4月14日 05:00 ]

<大相撲運動能力検査>笑顔でポーズを決める宇座寿音さん(撮影・会津 智海)
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 大相撲夏場所(5月10日初日、東京・両国国技館)に向けた新弟子運動能力検査が13日、両国国技館で行われ、唯一受検した海上自衛隊出身の宇座寿音(23=尾上部屋)が通過した。内臓検査などを受ける5月1日の新弟子検査を経て同10日に正式に合格が発表される。

 運動能力検査は体格基準を満たさない入門志望者や23~25歳未満で一定の実績を持つ相撲未経験者などが対象。宇座は50メートル走、ボール投げなど7項目のテストをこなし合格基準点をクリア。「とりあえず安心しました」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 高校卒業後に海上自衛隊に入隊。管理隊に所属し土木関係の仕事に就いたが、常にBMI(体格指数)30程度と体重制限がある世界。体重維持も難しくなるなか、上官の勧めもあり一念発起した。「めったにない話。今がチャンスというか、体格を生かせるのは相撲が一番かなと思った」

 7日に尾上部屋での生活を開始。もともと食べることは大好きで「部屋のちゃんこがおいしい」と水を得た魚のように増量が進んでいる。「上司とか周囲の人とか自分が関わってきた人のために勝ちたい」。日本の海だけでなく今度は国技の伝統を守るため――、1メートル77、174キロの異色の挑戦が始まった。

 ◇宇座 寿音(うざ・じゅおん)2002年(平14)9月5日生まれ、沖縄県宜野湾市出身の23歳。小学1年から高校2年までバスケットボール、高3でラグビー。宜野湾高卒業後に兄も所属していた海上自衛隊に入隊した。所属基地は那覇から鹿屋(鹿児島)。千賀ノ浦親方(元幕内・里山)を通じて尾上部屋に入門した。1メートル77、174キロ。家族は両親と兄、弟。

 ≪玉ノ富士は部屋脱走し入隊≫自衛隊出身といえば、先代片男波親方の玉ノ富士が有名。67年夏場所で初土俵を踏み同名古屋場所で6勝を挙げるが、部屋を脱走し自衛隊に入隊し、一等陸士になる。その後アルバイト生活を送ると再入門し関脇まで昇進した。最近では陸上自衛隊を2週間で除隊し、15年夏場所で初土俵を踏んだ岩上(峰崎部屋、最高位序二段24枚目)がいる。

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