桃田 金星ならず…王者に完敗 銅メダル確定

[ 2015年8月16日 05:30 ]

男子シングルス準決勝で中国のシン龍に敗れ、銅メダルとなった桃田賢斗

バドミントン世界選手権第6日

(8月15日 インドネシア・ジャカルタ)
 各種目の準決勝が行われ、男子シングルスは世界4位の桃田賢斗(20=NTT東日本)が1位のシン龍(中国)に9―21、15―21で敗れ、この種目の日本選手で大会史上初の獲得を決めていたメダルは銅になった。男子ダブルスの早川賢一、遠藤大由組(日本ユニシス)は中国ペアに16―21、23―21、20―22、女子ダブルスの福万尚子、与猶くるみ組(再春館製薬所)もデンマークのペアに12―21、15―21で負け、いずれも銅メダルだった。日本勢は全種目を通じ1977年大会以来となる決勝進出を逃した。

 3度目の対戦でも王者に歯が立たなかった。桃田は、シン龍にストレート負け。決勝進出を逃し「舞台のプレッシャーではなく一つ一つが完璧だった相手の重圧に負けた。銅メダルでも悔しさが大きい」と意気消沈した。

 桃田を警戒し、慎重に試合を進めた相手の丁寧なラリーに付き合ってしまい、序盤で立て続けに失点。「僕も完璧を求めてしまった。挑戦者のつもりだったのに…」と、前日メダルを決めた勢いを失ったことを悔やむ。第2ゲームでは15―16から5連続失点を喫し「打たされている感じもあった」と脱帽。20年東京五輪で金メダルを狙う20歳には越えなければならない壁だ。ストレート負けした昨年の仁川アジア大会での前回対戦と比べ「ネット前で上回ることもあった」と強みのネット勝負に救いを求めていた。

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2015年8月16日のニュース